hepakoさんのクチコミ(全体のクチコミ数:52)
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- ゆっくりと癒しになりました
- 午前中はクチトンネル、午後はメコン川クルーズという、1日ツアーに参加して行ってきました。午前中のクチトンネルが気持ち的にも体力的にもちょっとキツイ内容だったので、午後にこうしてゆったりした内容を入れてあって、よいツアー構成でした。
ミトの街は、車から眺めただけでしたが、広々としていて、これから開発されるような雰囲気のある町でした。メコン川の岸壁に作られた小さな港から、エンジン付きのボートに乗り、中州が島になった土地へ渡ります。時間にして5~10分程度。
降りてすぐ、ハチミツをいただきました。島のあちこちで養蜂が行われているそうで、ローヤルゼリーとハチミツが購入可能。味見を兼ねて、ハチミツ茶がふるまわれます。ハチミツ、花粉、キンカンを入れたところに、ジャスミン茶を注ぎます。ほっとする味で、ここのハチミツは純度が高いと事前情報で仕入れていたので、一本購入してきました。
続いて、奥から大きな蛇が出てきて、ツアー参加者が代わる代わる首に巻く体験。基本、なんでもやりたがりの私でも、これは二度とやらなくていいと思いました。ただ、写真映えはすると思います。
つづいて、フルーツ試食(5種類:カキ、パイナップル、竜眼、パパイヤ、ランブータン)しながら、地元の楽器演奏と歌を聴きました。のんびりできるこんな時間もあるツアーで、よかったです。
それから午後のハイライトとも言うべき、メコン川を手漕ぎ舟で下ります。舟に乗り込むと、前後に漕ぎ手のお母さんが2人いて、ノンラーというベトナムの傘を貸してくれます。これで一気に雰囲気が出て、写真を撮るとそれらしくなります。漕ぎ手のお母さんは船の前と後ろで、ずっとベトナム語で話をしていますが、それがまた地元感たっぷりな雰囲気を醸し出してよかったです。意外と乗船時間は長くて、思っていたよりもずっと楽しめました。
最後は、ココナッツキャンディ工場。この時はすでに製造が終わった時でしたが、この島出身だという今回の日本語ツアーガイドさんが、かわりにココナッツキャンディの作り方を教えてくれました。また、できたてのものもここで買えます。
また、エンジン付きボートに乗って、ミトの港までクルーズ。現在では、橋ができたそうで、ベイブリッジにあるような橋が見えましたが、まだまだ渡し船も現役だそうです。
ミトからホーチミンまでは車で2時間ほど。途中、激しいスコールもありましたが、高速道路も利用して、予定通りの時間で到着しました。
都会だけではなく、田舎の生活も見てみる価値はあると思います。またゆったりとした時間、広い空、大きなメコン川を見るだけでも、気持ちが休まります。オススメはクチトンネルと組み合わせの一日ツアーですが、メコン川だけのツアーもあるようなので、ぜひ出かけてみてください。
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- 2階のスーパーもお勧めです
- 滞在中2回行きました。建物外にある階段を上がると、みなさんが書いていらっしゃる雑貨屋さんが立ち並ぶフロアですが、建物中ほどにあるエレベーターを利用して、ひとつ上の階に上がると、ベトナム食品を販売する普通のスーパーがあります。
スーパー入口では警備員さんが、手持ちのバッグの口(チャックなど)にシールを貼ってくれますので、警備員さんにバッグを向けるといいです。たぶん、万引き防止とかの目印だと思われます。警備員さんのいる入口から左方向には、既製品のアオザイなどがあります。右側に食品が並ぶスーパー部門があり、冷蔵棚に陳列されたビールや飲み物、ココナッツや蓮の実などのお菓子類、コーヒーやお茶類(ベトナムコーヒーのステンレス製フィルターも)、調味料やカップ麺など、食品系のお土産はすべてここで買えると思います。
買いたいものをかごに入れて、来るときに使ったエレベーター前にあるレジで精算します。お金を払って品物を忘れたのですが、レジのお姉さんが気付いて、すぐに声をかけてくれました。安心してお買い物ができるスポットです。
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- 英語を理解できたらもっと理解が深まる施設です
- 翌日に、クチトンネルのツアーを予約していたので、その予習のつもりで前日に訪問しました。すでに行ったことのある方から、少し話を聞いてから行ったのですが、想像通り戦争の悲惨さを物語る施設でした。
写真による展示が多くを占めます。また、日本人従軍カメラマンの方についての多く展示されているので、親近感を持って見ることができます。すべて英語とベトナム語による解説が付いていて、一部の展示だけは日本語の説明がついていました。英語をすらすらと読めないので、分かればもっと理解が深まるのにと、残念でした。スマホのGoogle翻訳も、英語とベトナム語を両方オフライン翻訳できるように、言語データをダウンロードしていったのですが、全く役に立ちませんでした。
敷地の入口で入場料を払い、もらったレシートにあるQRコードをかざして入場します。建物に行きつくまでの庭には、アメリカ軍の戦車やヘリコプターなどが並んでいます。どれも戦時中には使われていたもので、アメリカ軍が引き揚げる際に、置き去りにされたものを集めたのだそうです。また、建物入口右側には、砲弾も並べられています。
建物に入ったら、まず3階(表示は2階)まで上がります。それから降りてくるのですが、一番みなさんが辛そうに見学しているのは2階(表示は1階)で、ナバーム弾による被害や、枯葉剤による被害の展示があります。最後1階(グランドフロア)は、ベトナム戦争終結に向けた世界各国での反戦運動についての展示があります。
これだけの悲惨な戦争を展示する貴重な施設であり、世界各国から観光客が真剣に見学している中、日本人女性が2名、髪をとかしながら、ケラケラ笑いながらその場にいました。同じ日本人として、とても恥ずかしい思いをしました。施設としては最高の評価で「素晴らしい」を付けましたが、戦争という悲惨な内容ではとても辛く「怒り」を感じました。
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- 体験できる施設です
- 前日に、ホーチミンの戦争証跡博物館で予習してから、ツアーに参加しました。一日ツアーで、クチトンネルの後、ミト市でのメコン川クルーズも含まれていました。
ホーチミンからは、ツアーの車で2時間弱で到着しました。荷物は最小限(貴重品程度)にすることをお勧めします。観光用に整備されている場所ですが、かなり蒸し暑かったです(9月上旬)。
ベトナム戦争当時、ベトコンが対アメリカ軍と戦うゲリラ戦の本拠地として、地下トンネルを200㎞以上掘ったことや、その一部を観光用として広げて体験施設として公開していることなどを、事前説明としてバスの中でガイドさんから説明がありました。
まず、地下トンネルへの出入り口での出入りを体験することができます。人ひとり分、垂直に立ち座りするくらいのサイズしかなく、蓋をして周りの木の葉をかけてしまえば、どこが入口か分からないようになっています。
また、落とし穴方式の罠も、ものすごく原始的(アナログ)でありながら、巧妙に作られており、ベトコンの地道な戦法がうかがえます。アメリカ軍が引き揚げ時に、置き去りにしていった戦車もそのまま展示されており、銃弾の後も見ることができます。触ったり登ったりしての写真撮影も可能です。
地下で生活をしていたため、空気穴が必要でどのように作られていたか、またアメリカ軍の攻撃がない時に地上に出て息抜きをしていたこと、炊事場を再現したところや、アメリカ軍の不発弾を再利用したベトコンの武器製造過程、タイヤから作ったサンダルなど、本当に地道な戦い方をしていた様子が分かります。
オプションで、10発60,000ドンで弾を購入することにより、実弾射撃も可能です。銃は固定されているので、打った時の反動はありますが、女性でも十分体験できるようになっています。
数ある体験の中でも最大の目玉は、実際に地下トンネルと通過する、というものでしょう。私たちは、観光客用に大きく広げられた30メートルの「簡単な通路」と、観光客用にちょっと広げた60メートルの「簡単じゃない通路」の2種類を体験しましたが、ツアー参加者の中には「簡単な通路」を体験しただけで無理と判断し、60メートルには行かなかった方もいらっしゃいました。というのも、どちらも腰をかがめて歩くか、しゃがんだまま歩くしかないくらいの、高さのないもので、ただ歩くだけでも大変です。地上よりもはるかに蒸し暑く、観光客用の体験施設のため、数メートルおきに電気の明かりをつけてあるとはいえ、真っ暗です。
私たちには通るだけでも苦痛なこのトンネルですが、実際ここに住んでいただけでも相当な苦労だったはずなのに、まして戦時下で、さらにはアメリカ軍の攻撃もあり、本当に当時のベトコンの精神力の強さには脱帽です。これは体験しないと分からないものだと、ツアー参加者全員の一致した意見です。
普段、ベトナムでは「ハス茶」が麦茶のように飲まれているそうですが、ベトナム戦争当時は、「笹茶」を飲んで、現在ではタピオカで有名になったキャッサバを食べていたそうです。トンネル通過の大変さを体験した後は、このキャッサバと笹茶がふるまわれます。
時間の関係で、日本語による解説動画は半分ぐらいで退出しましたが、同行した日本語ツアーガイドさんの説明だけでも十分理解できました。
現地でネットから予約が可能なツアーもたくさんありますし、短い滞在でしたら半日のクチトンネルツアーもあるようですので、ほんの40年ちょっと前に実際に起きていた戦争を知るためにも、ぜひ訪問していただきたいお勧めのスポットです。
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